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Pominis をつくる理由
私たちが目指している場所、Pominis がいまできること、まだ足りないところ、そしてつくりながら守っていることについて書きました。

多くの人が、何年も胸の中に物語を抱えています。ノートの後ろのページに描いた世界、帰り道に何度も思い返す場面、昔の誰かについての「もしあのとき」。そのうち実際に書かれる物語はわずかで、誰かが中に入って遊べる形になるものは、さらに少ない。
Pominis をつくっているのは、それを変えられると考えているからです。この記事では、私たちが目指している場所、プロダクトがいま実際にできること、まだ足りないところ、そしてつくりながら守っていることを書きます。
大きな目標:物語を持つ誰もが、遊べる物語をつくれるように
文章や写真、動画を公開するには、かつては専用の道具や訓練が必要でした。いまは誰でも数分でできて、そのおかげで数えきれない声が加わりました。インタラクティブな物語も、同じところまで持っていきたいと考えています。キャラクターと場面があり、本当に意味のある選択がある、誰かが遊べる物語をつくること。それが、長めの投稿を書くのと同じくらい当たり前になってほしいのです。
こうした物語は、それ自体がひとつのメディアだとも考えています。小説とゲームと映画のあいだにあって、読み、眺め、そして次に何が起きるかを自分で決める。ビジュアルノベルやゲームブックは何十年も前から、その「決める」ことが読み手にとってどれほど大きいかを示してきました。それでも、つくれるはずの人の多くは手をつけません。必要なものが多すぎるからです。ちゃんと分岐する脚本、どの場面でも同じ人に見えるキャラクター、背景、音楽、全体をまとめる仕組み、そして誰かが「プレイ」を押せる場所。
私たちの仕事は、このリストを少しずつ短くして、物語を持つ誰もが、自分のふだんの言葉で最後までたどり着けるようにすることです。そこまではまだ遠い道のりです。それでも、私たちの判断はすべてその方向を向いています。
Pominis がいまできること
いまは、アイデアでも、すでに書いた脚本でも、VN Studio に持ってくることができます。共同制作者と話すように Pominis のエージェントと会話し、その横のキャンバスにはすべての場面と分岐が並びます。できあがるのは、ブラウザで遊べる作品です。ビジュアルノベル、スマホのメッセージで進む物語、その二つを組み合わせたハイブリッド、あるいはビジュアルプレゼン。
この形は意図して選びました。いちばん簡単なのは、入力欄と「生成」ボタンだけのプロダクトです。でも物語は、何百もの小さな決定でできています。キャラクターが最初に口にする一言、胸が痛む選択肢、プレイヤーに見つけてほしいエンディング。一発生成はそれを全部代わりに決めて、もう動かせないものを返してきます。キャンバスがあるのは、どの場面でも開いて選択肢の行き先を変え、下書きを遊んで、狙ったところに着地しているか確かめられるようにするためです。
公開するときは、ほかの制作者が続きを書いたりリミックスしたりすることを許可でき、そのバージョンにはあなたの作品へのリンクが残ります。サイトは日本語・英語・中国語に対応していて、Pominis を Claude や ChatGPT に接続して、チャットから自分のプロジェクトを確認することもできます。
まだ足りないところ
制作の途中で気づくより、いま率直に書いておきたいと思います。
- 長い物語には、まだかなりの舵取りが必要です。エージェントは最初の下書きをキャンバスに並べるのは得意ですが、場面が増えるほど、方向の修正、台詞の磨き込み、ずれていく分岐の手直しに時間がかかります。
- 一貫性は完璧ではありません。再利用できるキャラクターで顔や服装は安定しやすくなりますが、何十もの場面をまたぐと細部がずれることがあります。公開前に一度通して遊んでください。
- 生成にはクレジットがかかります。画像、動画、長い下書きのどれもクレジットを使うので、一つの場面を十通り試すのは無料ではありません。無料プランは非商用に限られます。
- コミュニティはまだ小さいです。いま公開すると、最初の読者はあなたがリンクを送った友人かもしれません。
何をつくるかの決め方
やることリストの多くは、Discord やメールで制作者が教えてくれる「ここで止まった」から生まれています。本当に効く修正は、たいてい小さなものです。わかりやすい公開手順、キャンバスで見つけやすい場面、何が起きたのかをきちんと伝えるエラーメッセージ。
リリースしたものは日付つきでリリース履歴に載せているので、何がいつ変わったかを確かめられます。2026年7月31日に出したエージェントとキャンバスのワークフローが、これまでで最大の変更です。その前には、2025年7月にどのエンディングからでも続けられる機能とリミックス、2025年9月に再利用できるキャラクターと自然言語での画像編集、2026年6月に物語構造の横でつくれる短い動画を加えました。
守っていること
- 物語はあなたのものです。利用規約では、プロンプト、アップロード、脚本など、あなたが持ち込んだものの権利はすべてあなたに残ると定めています。有料プランでは、Pominis が AI アウトプットについて保有しうる権利もあなたに譲渡します。
- あなたが公開しない限り、何も外には出ません。誰に見せるかも選べます。公開、限定公開(リンクを知っている人)、非公開(自分だけ)。
- 誰があなたの作品の上に積み上げられるかは、あなたが決めます。派生作品と共同制作は別々のスイッチで、派生作品には必ず元の作品へのリンクが付きます。
- 個人情報を販売したり貸与したりはしません。これはプライバシーポリシーに明記しています。
作品の権利についての記事で、それぞれを利用規約やプライバシーポリシーの該当箇所とあわせて詳しく説明しています。
これから向かう先
ここでは日付つきの約束はしません。ただ、方向ははっきりしています。長い物語でも舵取りの手間を減らすこと、より多くの場面でキャラクターと世界がぶれないこと、遊ぶ価値のある物語を見つけやすくすること、そしてつくる人がもっと知られるようにすることです。
その一部はもう始まっています。公開プレイリンクのあるオリジナル作品があれば、Discord からクリエイタープログラムに応募できます。承認されると、Starter プラン1か月分、紹介される機会、新機能の先行利用が受けられます。
一緒につくりましょう
ずっと抱えている物語があるなら、小さく始めてください。ひとつの場面と、本当に大事な選択ひとつ。自分で遊んで、ちゃんと立っているか確かめてみてください。そして、どこでつまずいたかを教えてください。Discord でも、メール(colin@pominis.com)でもかまいません。届いたものは読んでいます。


