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恋愛ゲーム・乙女ゲームの作り方
恋愛ゲームや乙女ゲームを、コードなしで作る方法。攻略対象、共通ルート、キャラクターの言葉を変える好感度、ルートごとのエンディングの設計を紹介します。

恋愛ゲーム(恋愛シミュレーション)は、誰かを知っていく物語であり、プレイヤーの選択がどこまで近づけるかを決めます。乙女ゲームは同じ形式の中でも特定の形を持ち、プレイヤーが操作する主人公と、それぞれに専用のルートを持つ複数の攻略対象がいます。どちらも同じ部品でできています。選ぶ価値のある登場人物、ルート、物語が覚えている好感度、そして関係が変わったことを示すエンディングです。
カレンダーも、街の地図も、ステータス画面も、最初は必要ありません。必要なのは、プレイヤーが頭から離せなくなる攻略対象一人と、最初の出会いからエンディングまで遊べる一本のルートです。
攻略対象に、望み、一線、秘密を与える
この三つが仕事のほとんどを担います。望みは、その人物が守りたいもの、成し遂げたいものです。一線は、越えられたら黙っていられないものです。秘密は、まだ言う準備ができていないことで、ルートの大部分は、プレイヤーがそれを打ち明けてもらえるかどうかの物語になります。
- 望み:プレイヤーとは関係なく、その人物が求めているもの。
- 一線:越えるとプレイヤーへの信頼が失われる境界。
- 秘密:ルートを通して少しずつ明かされるもの。
- 転換点:信頼、正直さ、距離が決定的に変わる場面。
- エンディングの約束:このルートの満足できる結末が解決するもの。
共通ルート、それからキャラクタールート
多くの恋愛ゲームは、すべてのプレイヤーが見る共通ルートで始まり、そこで攻略対象全員が紹介され、その後キャラクターごとのルートに分かれます。分岐は、誰と一緒に帰るかのようなはっきりした選択でも、それまでの選択の結果でもかまいません。最初のプロジェクトでは共通ルートを短くしましょう。二、三のシーンで、攻略対象それぞれに印象的な瞬間を一つずつ与えれば十分です。
キャラクターの言葉を変える好感度
好感度の数値は、物語がそれに反応して初めて面白くなります。Pominis の「インタラクション」ボードには、まさにそのための「関係性」モジュールがあります。攻略対象ごとに選択で上下する関係の値を持たせ、関係の段階ごとに呼び名、心の声、プレイヤーへの態度、立ち絵を設定できます。選択肢や台詞をその値に応じた条件付きにできるので、温かい一言は十分に心を開いたときにだけ現れ、関係が深まったときにだけ開くルートも作れます。
設定は自分の言葉でエージェントに頼みましょう。「攻略対象ごとに好感度を記録して。優しくても正直な選択で上がり、お世辞では変わらない。夕食の場面では、好感度が高いときだけ告白の選択肢を出して。」そのうえで、シーンを生成する前に「インタラクション」ボードで結果を確認します。
例:一つの正直な葛藤で作るルート
弟や妹の世話のために、リハーサルを何度も休むミュージシャンのルートを考えてみましょう。主人公は、きちんと参加するよう迫ることも、具体的に手を貸すことも、問題に触れずにおくこともできます。どれも単純な「正解」ではなく、それぞれが信頼や主人公の知ることを変えます。転換点では、ミュージシャンが救われたいのではなく助けてほしいだけだと分かるかもしれません。そしてエンディングは、プレイヤーがその一線を尊重することを学んだかどうかを示します。
好感度でいえば、頼まれずに手を貸すと一線を越えるので値が下がり、問題に触れずにおくと値は変わらないものの秘密は明かされない、ということになります。数値を上げる正解が一つだけあるよりも、ずっと面白くなります。
乙女ゲーム:一人の主人公、複数のルート
乙女ゲームの主人公は自分の声を持つ女性で、プレイヤーが選ぶのは彼女が誰であるかではなく、どう応えるかです。攻略対象にはそれぞれ、独自の感情の問いを持つルートが必要です。ある相手とは彼を信じられるかどうか、別の相手とは自分らしくいられるかどうか。二つのルートが同じ問いに答えているなら、攻略対象のどちらかは不要です。
まず共通ルートとキャラクタールートを一本、最後まで作りましょう。二人目の攻略対象は、最初のルートのエンディングが心に届いてから加え、違う問いと違う種類の葛藤を与えます。
攻略対象をひと目で分かるように保つ
- 名前表示がなくても分かる話し方のリズムを、一人ひとりに与える。
- 何を知っていて、まだ何を言わないかを、ルートをまたいで一貫させる。
- コートや楽器など、どの場所でも残る見た目の目印を使う。
- 立ち絵は場面の雰囲気だけでなく、関係の段階に合わせて変える。
相性を確かめる
「下書きをプレイ」で各ルートを読者として遊び、意図を伝える前に、攻略対象が何を望んでいたと思うかをテストプレイヤーに聞きましょう。答えが書いた望みと一致すれば、そのルートは機能しています。読者が皆同じ理由で同じ攻略対象を選ぶなら、ほかの攻略対象に必要なのはシーンの追加ではなく、より鋭い望みや秘密です。


