ビジュアル制作 · 4 分で読めます
AI ビジュアルノベルのキャラクター作成
Pominis がプロフィール、立ち絵、設定画でキャラクターを一度作り、プロジェクト内のすべての場面で再利用する仕組みと、安全な直し方を紹介します。

AI のキャラクター画で難しいのは、最初の立ち絵ではありません。二十番目の場面で、同じ人物が雨の中にいても、夜でも、後ろ姿でも、ひと目でその人だと分かることです。Pominis ではキャラクターをプロジェクトごとに一度作り、あとは再利用します。その物語のどの場面も、毎回ゼロから描き直すのではなく、すでに決まった人物像から出発します。
例として架空のキャラクターを使います。イルザ、成人の灯台整備士。黄色い防水コートに、白髪まじりの短髪、首から紐で真鍮のレンチを下げ、左手の甲には古いやけどの跡があります。
Pominis のキャラクターを構成するもの
- プロフィール:名前、コンセプト(役割、見どころ、物語上の働き)、外見、背景、好きなもの・嫌いなもの・小さな癖などの任意項目。
- 立ち絵:キャラクターのメイン画像。物語の中で表示され、シーンを作るときの第一の参照になります。
- キャラクター設定画:同じデザインを複数の角度から描いたもの。一枚の立ち絵では隠れてしまう細部を記録します。
- シーンの情報とは別に保存される短い人物像の説明:顔、髪、体格、配色、目立つ特徴、基本の服装。ポーズ、光、場所は含みません。
最後の区別が重要です。「嵐の中、灯台の上に立つイルザ」はシーンです。「黄色い防水コート、真鍮のレンチ、左手のやけど跡」がイルザです。この二つを分けておくからこそ、同じ説明をどの場面でも使えます。

再利用の仕組み
エージェントがシーン画像を生成するとき、その場面に登場するキャラクターの立ち絵や設定画を参照として画像モデルに渡します。キャラクター用にアップロードした参考画像も、同じ役割を果たせます。ピクセル単位で同じになるわけではなく、人物の多い構図では崩れることもありますが、モデルは毎回、形容詞の羅列ではなく同じ人物から描き始めます。
画像の編集も同じです。シーン画像への言葉による編集にもキャラクターの参照が付くため、「同じ構図で夕暮れに」と頼んでも、イルザのコートの色がこっそり変わることはありません。
場面で必要になる前にキャラクターを固める
エージェントの作業手順では、キャラクターは台詞シーンより先に作られ、キャンバスには「キャラクター設計」のボードとして表示されます。シーン画像を承認する前に、このボードを確認しましょう。キャラクターカードを開けば立ち絵、設定画、プロフィールが見られます。後のすべての場面がこれを引き継ぐので、違うところは今直します。
キャラクターの絵がすでにあるなら、チャットで添付するか、キャラクターエディターの「立ち絵をアップロード」を使います。絶対に変えたくない細部があるなら、最初のメッセージで伝えましょう。「イルザのコートは常に黄色。やけど跡は左手。」
作り直さずに修正する
- デザインは合っているのに画像がいまひとつなら、「立ち絵を更新」。「横向き、照明を暗く」のようなメモを添えられます。
- 見た目は変えずに性格や背景を変えたいなら、「キャラクターの視覚的アイデンティティをできるだけ保つ」をオンにして「AI でキャラクターを調整」。
- 一か所だけ違うなら、エージェントに言葉で画像編集を頼みます。例:「レンチを鋼ではなく真鍮に。」
- 言葉の設定が違うなら、プロフィールの項目を直接直します。外見、背景、コンセプトが後の作業の土台になります。
読者がキャラクターに出会う場所で確認する
- 立ち絵と、そのキャラクターが初めて登場する場面を見比べましょう。シルエット、配色、象徴的な小物は同じですか。
- 読者が遊ぶサイズで、テキストボックスの後ろにいるキャラクターを見ましょう。
- 二人が登場する場面を確認しましょう。お互いの髪型や服を借りていてはいけません。
- ある細部がどうしても崩れるなら、依頼のたびに形容詞を足すのではなく、その細部を単純にしましょう。
同じキャラクターを別のプロジェクトで使う
キャラクターは作ったプロジェクトに属します。プロジェクトをまたいで共有するキャラクターライブラリは、まだありません。イルザを新しい物語に連れて行くには、最初のプロジェクトから立ち絵や設定画をダウンロードし、新しいプロジェクトのチャットか「立ち絵をアップロード」でアップロードして、人物像の説明を最初のメッセージに貼り付けます。新しいプロジェクトは、同じ参照から自分のキャラクターを作ります。
キャラクターがいつも同じ人に見えていれば、プレイヤーは「三つ前の場面と同じ人だろうか」と迷うことなく、その人が何を言い、その選択に何の代償があるかに集中できます。

