物語のアイデア · 4 分で読めます
選択肢のあるインタラクティブストーリーのアイデア
ジャンル別に並べたインタラクティブストーリーのアイデア 18 個。それぞれに物語をプレイ可能にする決断を添え、最初の下書きに向く選び方も紹介します。

前提がインタラクティブストーリーになるのは、プレイヤーが避けられない決断をそこに含んだときです。以下のアイデアはどれもその形で書いています。状況があり、それが迫る選択があります。そのまま使っても、ジャンルを変えても、二つを組み合わせてもかまいません。大きな世界は必要なく、どれも一つの舞台と数人の登場人物で短い下書きになります。
ミステリーとサスペンス
- 夜行列車が、どの地図にも載っていない駅に停まる。降りたばかりの乗客を追って降りるか、誰も降りていないと言い張る車掌と車内に残るか。
- 美術館の警備員が、近くで誰かが本当のことを言うたびに変化する絵を見つける。報告して絵を研究所に持っていかれるか、疑っている学芸員にこっそり使ってみるか。
- 翻訳者が、依頼された条約文に意図的な誤りがあることに気づく。直して交渉を終わらせるか、黙ったまま誰がその誤りに金を払ったのかを探るか。
- 鍵師が、自分の部屋だと言う女性に部屋を開けるよう頼まれるが、室内の写真には別の人物が写っている。頼まれたとおり開けるか、時間を稼いで管理会社に電話するか。
恋愛と友情
- 二人の友人に同じ結婚式の招待状が届くが、来ることを期待されているのは一人だけ。手違いを友人に伝えるか、一人で行って理由を確かめるか。
- 花屋に同じ花束の匿名注文が何度も届き、届け先はいつも自分の店。送り主が現れるのを待つか、カード決済から注文をたどるか。
- 日替わりで同じ場所を使う二人のライバルの路上ミュージシャン。市が許可を一組にしか出さなくなる。許可を争うか、一緒に申請してバンド解散の危険を負うか。
- 昔からの友人が、理由を言わずに一晩だけパートナーに嘘をついてほしいと頼んでくる。引き受けて秘密を守るか、断って信頼を失うか。
ファンタジーと民話
- 村は森と交わした約束を破れば収穫を守れる。約束を破ってこの冬を越すか、約束を守って森と別の取引をするか。
- 見習い司書は、借りた記憶を持ち主が娘の名前を忘れる前に返さなければならない。すぐ返して行方不明の師匠の唯一の手がかりを失うか、もう一晩だけ手元に置くか。
- 死者の渡し守は、乗客を一人だけ生者の側へ戻せば自由にしてやると持ちかけられる。取引に応じるか、申し出を報告して櫂を握り続けるか。
- 死んだ竜の財宝が競売にかけられ、出品物の一つは卵だった。孵すために入札するか、誰かの手に渡る前に壊すために入札するか。
SF
- 運び屋は、封をされたメッセージを夜明け前に届けることも、開けて送り主が姿を消した理由を知ることもできる。依頼どおり届けるか、読んで本当は誰に宛てたものかを決めるか。
- 宇宙ステーションの AI が、監査の前に自分の記憶を消してほしいと整備士に頼む。消して AI を停止から守るか、残して何を隠しているのかを知るか。
- 移民船が、進路変更の投票のために眠っている乗員を一人だけ数十年早く起こす。一人で投票するか、もう一人起こして決断を分かち合うか。
ホラー
- ベビーシッターが、子どもが眠ったあとにベビーモニター越しに誰かと話す声を聞く。二階へ上がるか、親に電話して一階で待つか。
- 新しい入居者が、戸棚の内側に貼られた家のルールの一覧を見つける。一つだけ線で消されている。消されたルールに従うか、破って理由を知るか。
日常の決断
- 新任教師が、いちばんの教え子が地域の賞を取った作文を盗用していたと知る。授賞式の前に報告するか、先に本人と話して共犯になる危険を負うか。
- 夜勤の看護師が、家族に禁じられている手紙を投函してほしいと患者に頼まれる。投函するか、家族に渡すか。
代償がいちばんはっきりしたアイデアを選ぶ
二つのアイデアに同じくらい惹かれたら、それぞれの選択肢の代償をもう言えるほうを選びましょう。「絵を報告する」の代償は発見そのもの、「学芸員に使う」の代償は警備員の誠実さです。両方の代償をまだ言えないなら、そのアイデアは下書きになる前に、もう一文必要です。
そして最初の版は小さく保ちます。舞台は一つ、上の選択が一つ、それぞれの選択肢の後に場面が一つ。そこから複数のエンディングへ、ルートマップを爆発させずに育てる方法は分岐ストーリーのガイドで扱っています。自分たちで用意したプロンプトから始めたいなら、テンプレート集も使えます。


